UNIL交換留学体験談#1

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今回、インタビューに答えてくれたのはローザンヌ大学(UNIL)に一年間交換留学していたNさんです。

Nさんは、日本の大学から交換留学に来ている学生の中で最年少。

そんなしっかり者の彼女とは、僕もとても仲良くさせてもらっていて一緒にスキーやボーリングなどもやりました。

今回はそんな彼女に、スイスでの一年間の交換留学がどのようなものであったのかについて詳しく聞いてきました。

1. 簡単なプロフィールについて

Nさんは、東京の大学に所属する大学3年生。

出身は神奈川県で、今でも実家から大学までの毎日1時間半の通学をしている頑張り屋さん。

飲み会では、終電を逃さないために早めに帰宅しなくてはいけなかったのだが、スイスでは中心地から歩いて帰れる距離なので終電を気にしなくなったと楽しそうに話す彼女。

UNILには2015年秋からの1年間、文学部でフランス語の授業を受けていた。

2. 初めに

Nさん
なんかこのようなインタビューを受けるのは初めてなので緊張しますね。
広瀬
いやいや、いつも通りの明るい感じで話してくれれば大丈夫だよ。

今日は、わざわざ時間を取ってくれて本当にありがとう。一番インタビューをお願いしやすかったから。(笑)

Nさん
私が一番だったんですね。トップバッターが務まるかどうかわかりませんが、私の経験でよければぜひ参考にしてください。

2.1 自己紹介

広瀬
では早速質問していこうかな。まずは簡単な自己紹介をお願いします。
Nさん
はい。東京の大学に所属しているNです。

大学では国際政治などについて勉強していて、大学のプログラムを使って昨年の9月からUNILの文学部に留学しています。

広瀬
こっち来た時はまだ2年生だったよね?

そんなに早い段階から海外に留学しようと思うのがすごいよ!どうしてそんなに早い時期から留学しようと思ったの?

Nさん
いえいえ、そんなことないです。

私の大学では、一年間の留学が卒業に必要でほとんどの学生が2年生の時に留学するので私もみんなと同じ時期にすることにしたんです。

3. 留学のきっかけ

広瀬
さっきも言ってたけど、ここに留学することになったのは大学のプログラムなんだよね?

ということは高校生の頃から留学をすることを意識してたってこと?

Nさん
はい。高校生の時から英語が好きで、短い期間ですが、アメリカなどにもホームステイをしたことがあったんです。

それで英語をもっと話せるようになりたいという気持ちを持つようになって留学することにしました。

広瀬
でもじゃあなんで英語圏のアメリカとかイギリスじゃなくてフランス語圏のローザンヌを選んだの?

当然だけどこれらの国も留学のプログラムで行くこともできたんだよね?

Nさん
一番の理由は、大学の時にフランス語を第二外国語として勉強したからです。
Nさん
ただ単位を取るために勉強するんじゃなくて実際にフランス語を使えるようにしていきたいと考えていたので、こちらに来て実際にフランス語を使って友達と交流できるようにしたいと思ってきました。
Nさん
フランスに留学しなかったのは、国際政治を勉強していたので国際機関が多くあるスイスで多くのことを学ぶことができたと思ったからです。

4. 学校生活について

4.1 授業のコマ数

広瀬
学生生活についてなんだけど、授業はどれくらい取ったの?
Nさん
そうですね、前期は8コマで、後期も10コマですね。
広瀬
あれ、UNILは授業が90分だよね?そんなにとって大変じゃなかった?
Nさん
正直すごく大変だったんですけど、大学に帰った時に単位の変換をしないといけないんですね。

そのルールが少し複雑でどれくらい取ればいいのか少し不安な部分があったので多めに授業を取るようにしました。

広瀬
すごい。多分、こっちに来てる学生で一番勉強してたのはNさんだよね。

授業はどんな授業を主に取ってたの?

4.2 授業内容について

Nさん
主にフランス語の授業を取ってました。外国人の人がフランス語を学ぶ授業ですね。
広瀬
ということは文法とかを中心に習う感じなのかな?
Nさん
前期は、フランス語を勉強する授業を取っていたので、主に文法や語彙などを中心に勉強していました。

でも後期では、フランス語でフランスの文化や歴史を学ぶ授業などを取ってました。

広瀬
噂によるとNさんはフランス語がかなり話せるって聞いたけど、それでも大変?
Nさん
実際、いつもクラスの底辺にいたのですごく大変でした。

授業についていくのも大変でしたが中でもやはり大変なのがグループワークレゼンテーションでした。

4.3 プレゼンテーションについて

Nさん
プレゼンテーションは1人で15分の発表をフランス語でしたので直前まで緊張で体を壊してました。(笑)
広瀬
それはかなりのプレッシャーだよね。俺は絶対にやりたくない!(笑)
Nさん
はい。私も二度とやりたくないです。
Nさん
日本語ですら15分のプレゼンテーションは大変なのにそれがフランス語なので辛かったです。
Nさん
でもそれをやり遂げたことによってフランス語に少し自信を持てるようになったので、結果的には良かったです

4.4 グループワークについて

広瀬
グループワークも大変だよね・・・。俺もいつも苦労してる。
Nさん
はい。グループでなにかを仕上げなきゃいけないのに、私がいつも足をひっぱちゃってて本当にゴメンなさいって感じでした。
Nさん
でもゴメンって言っててもなにも解決しないのでとにかくなるべく足を引っ張らないように一生懸命チームに貢献できるようにしました。

4.5 単位について

Nさん
フランス語を学ぶ授業は1コマ2.5単位しかつかなくて苦労しました。

かといってそれ以上授業は増やせないので、英語の授業など他の授業なども取っていました。

4.6 授業で一番苦労したこと

広瀬
授業で一番困ったことってある?
Nさん
私は、日本でフランス語を1年半くらい勉強していたんですけど、それでもたくさん苦労しました。

日本では主に文法とかを勉強していたので全然発音を勉強してなかったので発音とか聞き取りでもやっぱり苦労しました。

Nさん
特に学期が始める前に3週間のintensive courseがあったんですけど(French intensive course参照)、その中で出される宿題がとても大変でした。
広瀬
やっぱりすごく難しいんだー?
Nさん
違うんです。宿題が出来ないとかじゃなくて、そもそも宿題が何かがわからないことが多かったんです

特に初めの方は何にもわからなくて、授業後に英語で友達に宿題の内容を聞きました。

なので先生も絶対に「やばい子が来ちゃった!」って思ってたと思います。(笑)

広瀬
でもスペイン語とかイタリア語ってフランス語に似てるから彼らにとっては結構、フランス語って話しやすいんでしょ?
Nさん
らしいですね。だからスペイン人のことかもボキャブラリーでは敵わないから、そこからは自分のペースで勉強しようと思うようになりました。

5. 留学で一番楽しかったこと

広瀬
じゃあ逆に留学で楽しかったこととかはある?
Nさん
うーん。そうですね。

たくさんありすぎて選べないんですけど、やっぱり一番は本当に仲のいい友達ができたことだと思います。

Nさん
中国の友達なんですけど、ESN主催のWelcome party(EPFLでの交換留学参照)で知り合って、そこから授業は一緒じゃなかったんですけどもいろいろなイベントであったりしているうちに仲良くなりました。

お互いの家に行って料理を作ったり、普段のどうでもいい話をしたりもしました。

広瀬
すごい仲良しだね!羨ましい!どんな話をしたりしたの?
Nさん
例えば、授業の話とか昨日したこととか本当にたわいのない話ばかりしてました。

あとはたまに将来の話とか、あとは旅行中に日中関係の話とか。(笑)

広瀬
それは、難しそうな話だね。話を聞いていると”今時の女子大生”っぽくない。(笑)
Nさん
真面目な話以外にも趣味の話とか色々な話もしました。
広瀬
そうなんだ。本当に仲がいいんだね。
Nさん
その他にもポルトガル人の友達もできて、今度の夏にその友達を訪ねにポルトガルまで行くんです。
広瀬
確かにEPFLもUNILもいろいろな国の人がいるから友達作りとかはすごく面白いよね。

6. UNILについて

広瀬
俺はEPFLに通ってるからUNILの事はあまりわからないんだけど、UNILは日本の大学と比べてどう違う?
Nさん
最初に驚いたのは締め切りが厳しくないということでした。

6.1 厳しくない締め切り

Nさん
海外は締め切りとかにすごく厳しいイメージだったのですが、UNILでは全然そんなことなくて、締め切りまでに間に合わなそうな場合は事前にメールを出せば、期限の延長を認めてもらえることが多かったです。
Nさん
もちろん先生によるところもあるんですが、ほとんどの先生が多少締め切りを過ぎていてもしっかりと課題を受け取ってくれるので納得のいくまで課題に取り組むことができました。
広瀬
確かにそれは意外かもしれないね。日本だと締め切りを過ぎると受け取ってもらえなかったり、減点されたりするもんね。
Nさん
そうなんです。だからこそ学生は、やらされている感があまりありませんでした。

自分が勉強したいから勉強するし、必要なことだと感じている様子でした。そこは日本との大きな違いでした。

6.2 学生について

広瀬
俺もよく感じるけど学生については日本の学生とはかなり違うよね。
Nさん
そうですね。授業中の発言についてもどんどん手を上げて質問しているし、中には手を上げずに勝手に話し始める人もいますね。
Nさん
あとはこっちの人はパーティーとか派手なことをよくやってますけど、かといって勉強をしてないわけではないので切り替えが上手いなと感じました。

6.2.1 わからないとはっきり言える

Nさん
あといいなと思ったのは、わからないことをはっきりとわからないと言えることですね。
Nさん
プレゼンの時とか授業中に質問されてわからない時に、日本だったら黙っちゃったりしますが、こっちでは「わからないです。」とはっきり言えることがうらやましかったです。

6.3 複雑な事務手続き

広瀬
UNILでここは直して欲しいな、と思ったことはある?
Nさん
一番大変だったのは事務の手続きですね。
Nさん
日本の大学だったら、自分の学科の窓口へ行けば大体のことを解決してくれるじゃないですか。
Nさん
でもUNILでは留学生用の窓口と学科の窓口が違って大変でした。
Nさん
奨学金については留学生用の窓口へ行かないといけなくて、でも授業の申し込みは学科の窓口へ行ったりと色々大変でした。

しかも窓口が結構いつもいっぱいで、予約をしないとまず窓口に相談できないので面倒でした。

Nさん
なので何かの手続きをしないといけない時は早めに動き出す必要がありました

6.4 キャンパスについて

Nさん
あとキャンパスが非常に広いので移動が大変でした。
Nさん
授業間が30分あるので遅れることはないですが、建物同士が離れているので移動するのに10分くらいかかりました。

図書館も遠かったので休みの日に勉強しにくるのも大変でした。

7. フランス語について

広瀬
Nさんは授業もフランス語で大変だったと思うけど、どうやって勉強したの?
Nさん
一応、基本的な文法については日本で勉強していたのでこっちではそれほど勉強はしませんでした。
Nさん
けれど授業もディスカッションもフランス語だったので、毎日のようにフランス語を聞いている中で徐々にフランス語ができるようになった気がします。
Nさん
でも初めの方は全然で、わからなかったんですが半年を過ぎたあたりから急に聞き取れるようになりました

そして聞き取れてディクテーションができるようになるとその表現を自分で使って言いたいことが言えるようになってきました。

Nさん
その辺りから急激にフランス語の成長を感じるようになって楽しかったです。
広瀬
すごい。俺は、まだまだ文法が曖昧だからその辺りも勉強しなきゃなぁ。
Nさん
でも文法をある程度やったら生のフランス語に触れるといいと思います。その中でいろいろな表現が身につくと思うので是非あと一年頑張ってください。

8. タンデムについて

広瀬
Nさんはタンデム(言語交換:お互いの母国語を教えあうこと)をやってたんだよね?

どうやって相手を見つけたの?

Nさん
UNILが主宰するタンデムパーティーがあってそれに参加して見つけました。
Nさん
そこでは自分の母国語と学びたい言語を書いているのでパートナーを見つけやすいようになっています。
広瀬
普段は、どこで会ってたりしたの?
Nさん
私は、カフェなどでいつも話してました。
広瀬
タンデムをやった相手とは結構仲良くなれるんでしょう?
Nさん
そうですね。

仲良くなった後は、タンデムで勉強した後に一緒にランチしたりレマン湖の方まで散歩したりしてました。

フランス語に興味があって、友達を作りたいならタンデムはとてもオススメです。

9. これから留学する学生へ

広瀬
じゃあ最後にこれからUNILへ留学する人へのメッセージをお願いします。
Nさん
私はUNILの中でもフランス語で何かを学ぶということをしてきたので、フランス語が学ぶ対象でもあり、手段でもある感じでした

特にフランス語で聞いて、話す能力についてはかなり高いレベルを求められていたのでこれらの能力を重点的にやっておくと留学生活がより楽しいものになるのではないかと思います。

Nさん
もちろん英語も通じるのですが、やはり最初に話しかけられるのは”Hello”ではなくて”Bonjour”なのでフランス語で最低限のコミュニーケーションを取れるのが一番だと思います。
Nさん
生活面に関しては、物価が高いので服などはなるべく日本から持ってきた方がいいと思います。

Nさん
環境については治安もいいし、綺麗なので日本に近くて暮らしやすいです。

しかも私は、自然が好きなのでよくレマン湖まで散歩したりして景色を楽しんでいたので非常に過ごしやすい国でした。

Nさん
よく何もないと言われますが、こちらでは自然が豊かで心が安らぐ生活ができるのでその辺りも良かったです。

なのでスイスを留学先に選んで本当に良かったと思っています。

広瀬
今日は、本当にありがとう。残りの留学生活も楽しんでください。
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